はい!こんにちは。お~ふぁくとりーです。
大変残念なお知らせを目にしてしまいました。
このブログでも取り上げていました(←3回だけね)あのドカベンシリーズが去る6月28日発売号(少年チャンピオン)で堂々の完結となりました。
僕自身、リアルタイムでドカベンを読んできたワケではなくてドカベンと大甲子園のコミックを全巻持っているぐらいのにわかドカベンファンなのですが、大変残念な気分になりました。
作者の水島先生がご高齢ということもあり、完結もそう遠くはないのではと思っていたところでした。ここ最近急にこのブログの岩鬼記事が検索されるようになったのはその為ではないかと思われます。
始まるものはいずれ終わるものです。
シリーズ完結を記念しまして、このブログが出来ることはドカベンシリーズの良さを伝えていくことだけだと思いました。
水島先生。46年もの長い間お疲れさまでした。そして、たくさんの心揺さぶられるシーンをありがとうございました。
それでは、いきますね~!
今回も全力でお届けしますよ~!!
レッツ プレーボ~ル♪
(今回紹介するシーンは水島新司先生作、大甲子園14巻より抜粋させていただきました)
【明訓高校vs巨人学園 0対0のまま9回の裏 先頭打者岩鬼のシーン】
試合前にお父さんを亡くして落ち込んでいるアイス売りの少年のことを知った岩鬼。勇気付ける為に試合へと招待することに。
そして自身のホームランで試合に勝つと約束したのだが、最終回までは良いところなし。
果たしてどうなるのか… 最終打席。
グリグリめがねで登場!!
ボールをまともに見えなくしてストライクボールを悪球へと見せる作戦なのか?!
そうです。岩鬼はど真ん中打てません。
対する巨人学園のエース真田一球は岩鬼の悲愴感を読み取った模様。
『悪球はダメぜったい!』
ストライク!
どうやら度が強過ぎたようで眼鏡を外した岩鬼。
しかしその下にはコンタクトレンズを仕込んでいるのではと警戒している一球。
迷わずストレートを投げる!
うん?どした??一球ぅ~!!
!!!!!バ、バント!?
どした!岩鬼ぃー!!!
グワァラゴラ🖤○※▲◎キン♪じゃないの?
明訓ナインも少年も驚きの様子・・・
とは言え先頭打者が出塁したのでサヨナラのチャンスです。2番はバントの名手殿馬。
送りバントかな?
盗塁か?それともヒットエンドランか?それにしても初球から攻めますね!
いや、バントしない!!単独スチールw キャッチャーは強肩の呉九郎さんですよ!大丈夫か岩鬼ぃー!!
セーフ!!
ショート手塚のブロックも強引に突破!凄い!かなり気合い入ってますな。
これでノーアウト2塁。
巨人学園は殿馬を敬遠して塁を埋める作戦に。ノーアウト1、2塁。1打サヨナラのチャンスでバッターは3番の里中。
次の4番には主人公の山田太郎も控えてます。さあどうなる!
ピッチャーの真田一球、投球に入ります。
手堅く送りバントきたー!
でも3塁線は3塁フォースアウトも狙えるよ・・・ どうする一球!
ああっと!投球と同時に岩鬼がスタートしていた!間に合わない!!慌てて1塁へと送る。
ええぇー!!!3塁ベースも通過!
迷わずホームへと向かう岩鬼!これはムチャだ…
1塁手の一角はすぐにバックホーム!ピシュっ♪
ホーム上は既に九郎がブロックしているぞ!岩鬼下から入る!!
・・・
おおおっ
セーフセーフセーフ!!!
やったぞ岩鬼!!サヨナラや!
いかがでしたか。今回は度肝を抜くホームランではなく血湧き肉踊るサヨナラ激走シーンをお届けしました。
このシーンですが少年との約束を守る為に自身のプライドを捨ててまでも勝ちにこだわった岩鬼の執念に、当時高校球児だった僕はとても胸が熱くなったのでした。
初球のグリグリ眼鏡作戦もセーフティーバントを成功させる為の手段として考え出した意外と頭脳的な岩鬼の一面も印象に残るシーンでした。
この対巨人学園戦ですが、僕の中での大甲子園好きな試合ベスト3に入るぐらいの好試合となっております。13巻から始まる少年とのエピソードや試合前にも関わらず少年のもとへと駆け付ける岩鬼。そして14巻の岩鬼サヨナラ激走シーン。今読み返しても目頭が熱くなるオススメのシーンです。
ちょっと大甲子園読んでみるかなと思われた方は13巻と14巻だけでも読んでみてくださいね♪
この他にもドカベンシリーズには数えきれないぐらいの名場面がありますので、機会があればご紹介したいと思います!
それではまた。