小さな命が消え去ろうとしている。
半年ほど前にこのブログでもご紹介しました我が家の子猫ちゃんです。
先天性なのか兄弟からもらったのかは定かではないのですが、感染症により長くは生きられないとだいぶ前からお医者さんから告げられていました。
どうしようもない現実を知ってしまった時に考えたことは、我が家の子どもたちに衰弱していく姿を見せてもよいのか?ということです。
飼うと決めた以上は最期まで見届けるのが僕達家族の使命であると思っています。
我が家の一員として暮らし始めてから2ヶ月ぐらい経った頃に異変を感じ始めました。
風邪なのかな?と思っていたのですが一向に食欲が出ることもなく見るからに痩せてしまっていました。
それからはスポイトから練られた食料と水をムリヤリ口へと運ぶ日々… 嫌がり様も半端なしでした。
正直なところここまでして生きてもらう意味があるのか?と思ってしまった事もありました。譲り受けた方からも、子どもたちが可哀想だから引き取ろうか?と言ってくださったこともありました。
ですが、生き物の命の尊さを子どもたちに知ってもらうためにも最期まで精一杯の事をしてあげようと思います。
病気により大きく成長することは出来なかったけど、リビングを元気に駆け回り、時にはキバと爪を剥いたキミ。
買ってきた爪研ぎを1回も使うことなく、ソファーや座椅子をひたすら掻きむしったキミ。7ヶ月という短い時の中で、たくさんの癒しと傷跡を残してくれたキミを忘れはしない。
生きていく者には常に終わりが付き纏う。
自分にも言えることである。
やりたい事は必ずやり遂げる。悔いなどは残さぬように。消えようとしている命を前に、そう誓った夜だった。
何も出来ない自分だけれど、こうして元気に過ごせていることにまず感謝だね!!