少し前に歯の矯正を始めることを書いた。
矯正するにあたり歯の内部を診るCTスキャンをするのだが、そこであることが判明した。
左下の親知らずが横向いているのである。
隣の上向いた奥歯に挑むかの如く真横からぶつかり稽古。
正直自分の生まれ持った齒運に唖然とした。
矯正の害となるので親知らずは抜くことになった。
抜歯の説明を聞いただけで痛みを感じるような内容。
横向いたままでは引っぱり出せないので奥歯との境界線を削り、スペースを作ってから抜くとのこと。
麻酔を施されて手術が始まった。
何が怖いって目隠しされて真っ暗なので耳が敏感に音を拾うのである。
あの嫌なキュイーーーン音と共に口の中は建設工事現場と化した。
ダダダダッ!ゴリゴリゴリゴリ!
容赦ない力でアゴを圧迫される。
手術前に
「稀に歯の下の神経に影響して麻痺が残ってしまうことがあります」
と聞いていた。
これはその稀のパターンのやつだなと悟った。
10分ぐらいで手術は終わった。
止血するために丸めたガーゼを強く噛む。
麻酔が利いているので痛くはないのだが、ペアを組んでいる上の親知らずが腐っていることを思い出した。
案の定患部ではないところのほうが痛む結果となった。
それから丸10日が過ぎたがまだ痛みは癒えていない。
それどころか周りの齒たちも刺激されたのかあらゆるところが痛むのが現状である。
「下の親知らずは痛みますので」
そう先生は言っていた。
この後まだ右の親知らずが控えている。
怖い‥怖すぎる。。
ロキソニンだけが私に勇気と希望を与えてくれているのであった