『IWABLO』

どんっ!と構える岩のように

バスの"とまりますボタン"を押して一歩踏み出そうではないか。


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3月が始まりましたね…

 

先月を振り返りますと、仕事が多忙であったり体調不良が続いたこともあったりでブログの更新の方が不甲斐ない結果となりました。

今月はブログを開始して丸一年となる節目の月ですので、より一層"攻めていこう"と思っておりますお~ふぁくとりーです。

皆さんこんばんは。そしてこんにちは。

 

 

仕事が多忙なのは相変わらずなのですが、仕事中にふと昔の記憶が涌いてきましたので、記事として残そうと思いました。

忘れかけていた昔の記憶が甦るのって、たとえ悪い記憶だったとしても何だか懐かしいなぁ~って思いますね。

いつもながら何も得る物はない内容ですので久しぶりに読者様の反応がであるかもしれませんが、ブログを始めた当初はそれが当たり前だったので、どんな反応があるのかちょっぴりワクワクしているのであります(^^;

 

ふと脳に甦った思い出は僕が小学校6年生の時の出来事…

 

当時、友人達との間で一大ブームとなっていたことがありました。

 

それは、日々公園内で繰り返されるBB弾銃を使っての抗争w(^^;

でした。あの米粒程度の小さい弾を撃ち合うというとても危険で体に当たるとけっこう痛いのにも関わらず、みんなで楽しんでいました。(誤って目に当たったら、失明の可能性もあるのに夢中だったな…)

 

滑り台基地とトイレ基地に別れて銃撃戦を繰り返していたのですが、僕には相棒となるBB弾銃がまだありませんでした。

 

「欲しいけど、お金ないしなぁ…」

 

問題はお金だけではなくて、売っているおもちゃ屋さんが近くにはないということもありました。

お小遣いが貯まったある日、公園で友人達と話をしていた時にふと誰かが

 

「遠いけれど、イトーヨーカドー行ってみたくない?欲しいもの買えるし。自転車で行けるかな?子ども達だけで行ったら怒られるかな…」

と言いました。

 

たしか小学校のルールで、子ども達だけで学校区より外へ行ってはいけないというルールがあったのだと思います。

でも、その時のみんなの好奇心はいとも簡単に校区外へと飛び出していました。

してはいけないからこそのドキドキやワクワクを胸に後の事なんて一切考えず、ペダルを漕ぎはじめました。

ポケットにはちょっぴり分厚い財布を忍ばせてね…

自転車で一時間程の距離でしたが、夢中で目を輝かせて漕いでいたので、到着までがあっという間であったと思います。

到着するなり駐輪場へと停めるのですが、早く店内へと行きたいという焦りからなのか、いつも必ずしていた自転車の鍵の施錠をし忘れるというミスを犯してしまいます。

そして自転車の置き方も列からはみ出すようにして停めてしまったことも、失敗でした。

 

店内に入って、お目当てのおもちゃ屋さんに向かっていた時も

「自転車の停め方がまずかったかな?」

と少し気にしていました。

 

おもちゃ屋さんにて念願だったBB弾銃を手中に納め、その後はゲームセンターで遊んだりしてデパートを満喫していました。

帰りの時間を考えて、3時頃に

「そろそろ帰ろっか」

となりました。

少し荷物が増えて心も充実した旅となるはずだったのですが、3時頃にまさかの惨事がおきるとは知る由もありませんでした。

 

えっ… 嘘でしょ…  

 

自転車がないぃーーー‼‼‼‼

 

まさかの展開でした。

 

やはり子ども達だけで校区外に行くというしてはいけないことをしてしまった罰だったのでしょうか?

 

その時にはじめて冷静に後先のことを考えたことを覚えています。

 

せっかく親に頼んで、カマキリハンドルに替えてもらったお気に入りの自転車だったのにな… 

親に何て言おうかな… 鍵もしていなかったし怒られるだろうな…

 

日没前には帰らないといけない為、すぐに友人達は家へと自転車を漕ぎはじめました。

あいにくバス停が近くにあるので、僕は1人寂しくバスで帰ることになりました。

 

バス待ちの間もずっと、やっぱり来るんじゃなかったな…とか怒られた時の言い訳とかを考えていたと思います。

しばらくしてバスへと乗り込み、バスに揺られながらもずっと自責の念に頭を悩ませていました。

 

家に帰りたくないな…  バスさんよ、もっとゆっくり走ってくれないものか… 親に何て説明したらいいのか。

 

バスに揺られて15分。

次は降りるバス停だな…  とまりますボタン押さなきゃな。でも押したくはない…

 

これほどまでにとまりますボタンを押したくなかったのはこの時だけであろうと思う。

 

困難が待っているのがわかっているのだから憂鬱なのは当たり前である。

 

人生だって同じ。

何事もなくすっと進む一生なんてまずないと思う。

この先の一生を終えるまでには、実にたくさんの困難や壁が立ちはだかるはずだ。

でもその困難や壁は、自分を成長させてくれるものなのだと思おう。

逃げるのではなくて、自分から突破する勢いで前向きにいこう。

 

さあ、強くボタンを押そう。

そして、前へと一歩踏み出そうではないか!

 

重い足取りで帰る夕暮れ時。

オレンジ色に照らされたBB弾銃を抱えて…

 

 

仕事に追われながらも、こんな懐かしい思い出がふと甦る3月はじめでした。

 

結局は乗り捨てられた自転車に書いてあった電話番号から自宅へと連絡がありましたが、見つけることは出来ませんでした。

紛れもなく1番悪いのは自転車ドロボーなのですが、ルールを守らなかったら自分に返ってくることや防犯意識が甘かったことを反省した小学校6年の春でした。

そこから学んだ自転車の鍵の重要性は今も生かされています。

 

お読み頂きありがとうございました。

 

では また。