ある朝の出来事。
朝食のパンを食べながらぼんやりとくつろいでいると、何やら妻と息子のやり取りが聞こえてくる…
妻「そのズボンは膝がボロボロだから他のズボンにして!」
息子「えっ。これでいいよぉ~」
まだ覚醒していないながらも話をよく聞いてみると、"幼稚園のお山を膝滑り"しているのが原因で膝の部分がうっすらと透けている状態のため、ズボンを替えてよという話なのです。
僕「ワッペンでも貼ったら?とびっきりでかいやつ(^-^;」
妻「やだー ダサい」
たしかに種類にもよるがワッペンのダサさは異常である。どんなイカしたズボンでも、小さなワッペン1つで台無しとなってしまう破壊力を秘めているともいえる。
ワッペンをなめてはいけない。
ふと脳裏にある出来事が思い浮かぶ…
時は20年以上前。僕が小学校5年生だった頃の話です。
その日は交通指導の時間がありまして、運動場での横断歩道の渡り方などを教わった後に体育館の中で交通安全のビデオを見ることとなりました。
交通安全はとても大事なことで、ちょっとした油断で命を落としかねないことなのですが、それよりも朝から気になって仕方ないことがありました。それは…
お膝にまん丸ワッペンが貼り付けてあるよ!!
おっかさんやってくれましたよぉ(^^;
何も言わんと付けてくれましたよぉ…
今でこそダメージジーンズとかの文化が定着して破れ具合もおしゃれとして見られる時代となりましたが、当時は破れたまま=みっともないとか貧乏とかいうイメージがあったのだと思います。
それにしても気になるワッペンなのです。
とにかく恥ずかしくて仕方なくて、なんとかして剥がしてしまおうと少しずつめくっていくことにしました。
「げっ!けっこうボンドの力すげーな!!なかなかめくれやしない!(´Д`)」
運動場から体育館へと全校生徒が移動して、交通安全ビデオを見る時間となりました。
ビデオを見る前に先生からの説明などがあったのですが、そこで思わぬ悲劇に出くわすこととなったのです。
先生「ビデオの中に出てくる男の子が、5年生のお~ふぁくとりーくんにソックリなんです!」
僕「えっ!!」
…先生が僕の方を見ながら、"早く立ちなさいよ"的なオーラを放っている・・・
僕「なんでこんな時に呼ぶんだよ(´д`|||)」
と思いながらもしぶしぶ立ち上がりました。
膝の具合はこんなかんじ↓
まだ折り返し地点でしたーw
ズボンの傷口が広がらないように、慎重にめくっていたんです(^^;
ただでさえ恥ずかしがりやなのに、半ぺりワッペンのおかげで10000倍恥ずかしかったですよ!!みんなの目線が若干下の方にいっちゃったりしてないか気になって気になって。
いやーとんだ災難でした。
その後ビデオがはじまって、例の自分に似たやつが出てきちゃったりして、そんでもって自転車でひかれちゃったりしてるし、それでまたみんなに注目されたりしてさ。
クスクスって笑いながらね( *´艸`)
これを上回るワッペンエピソードはもう二度と出てこないでしょうね~。いや出てこないでもらいたいw
日常のふとした出来事から、昔のことを思いだし思ったことは、
当時はとても恥ずかしい思いをしたし、先生のことをちょっぴり嫌いになりそうだったのだけれど…
おかげさまでひと記事かけましたm(__)m
ありがとう先生…
ありがとうまん丸ワッペン!
ありがとうございますおっかぁ!!!
くだらない思い出にお付き合いいただきありがとうございました。
このエピソードを上回るワッペンエピソードをお持ちの方おられましたら、教えてくださいね~♪
では また。