『IWABLO』

どんっ!と構える岩のように

お年玉の思い出 【ガチャガチャというギャンブルに費やした小3の冬】


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こんばんは。 

先日5年ぶりに旧友から新年会の誘いがありボーリング4ゲームをこなした為、クタクタになり久しぶりによく寝れたお~ふぁくとりーです。歳を感じました…

 

新年明けて平常通りの日々がはじまりましたね。

1週間過ぎるのが早過ぎて、年末ももうすぐだと思われます(^^;

 

今回のお題はお年玉の使い道について。

皆さんのお年玉の使い方はどういう風でしたか?

 

子供の頃のお正月で、思い出されるのはお年玉を親戚のおじさんに貰うことである。 親戚の家で集まる時の目的はお年玉だけと言っても過言ではないほど、楽しみにしていたものだ。

そりゃ1年に大金をゲットできるのはこの時だけであったから待ち望むのもあたりまえだ。小学生の時なんて月の小遣いは貰えても精々500円だったので、お菓子やら漫画やらおもちゃに費やしていたらあっという間になくなってしまい貯金なんて出来るはずもありませんでした。

うちの親戚はそれなりにいたので、お年玉の合計は3万円程になっていたのですが、2万円程は将来への貯金へと回されて手元に残るのは毎年1万円ぐらいでした。

それでも普段から夏目漱石さんが財布にいてくれることなんてほとんどないのにも関わらず、まさかの福沢諭吉大先生がやって来るのですから万々歳でしたね(^^)

 

そして問題になってくるのが1万円という大金の使い道です…

まず1番に買うぞ!となってくるのがファミコンやゲームボーイなどのゲームソフトでしたね(^^;ファミコン世代真っ只中なので、欲しいソフトは山程ありました。そしてお正月前にはクリスマス商戦があったばかりなので新作ソフトも目白押しでした。

ゲームソフトを貰えるのは誕生日やサンタさんにお願いする2回ぐらいしかない。

 

「こりゃ買うっきゃない!(°▽°)」

 

親父にお願いをして兄弟と共におもちゃ屋巡りツアーへと連れていってもらい、欲しいソフトをゲットする年明け早々。

 

これにて新渡戸稲造さんがあれよと飛んでいき、残っているのも新渡戸稲造さん…(^^;

それでもまだ5千円という大金がある。

ほんとに欲しいものが見つかった時のためにとりあえず大事に取っておく小3の冬…

 

お正月休みも終わり新学期が始まりました。

当然のことながら友達との会話の話題はお年玉の額がいくらだった?であり、お金持ちの坊っちゃんが注目の的になるというお正月後の風物詩ともいえる光景であった。

 

ある日のこと。

学校の授業が終わり、いつもより気分も財布も大きくなった僕と友人達はいつも行く駄菓子屋さんへと軽快にチャリンコを走らせていました。

駄菓子やジュースもいつもよりはリッチなものを選択するという余裕っぷりな僕達の前に姿を現したのは、

 

ガチャガチャマシンという強敵ギャンブルマシーン!Σ( ̄ロ ̄lll)

であった。

そのガチャガチャマシーンの数々の中に1つ妙に僕達の心を惹き付ける商品がありました。

 


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当時、人気だった任天堂ゲームボーイ型のウォッチでした。

 

本当に出てくるのかは保証がないのだが、大当たりが出るかもしれないという実にギャンブル性の高いガチャガチャであった。

 

「これってほんとに大当たり出るんかな?」

 

横からガチャガチャを覗き見て探してみるがよくわからない…

 

「沢山カプセルがあるから1つぐらい出るんじゃない?? ちょっとやってみる?」

 

ちょっとやってみる

その油断した言葉ほど怖いものはないと実感することになるとは思いもしなかった。お年玉という大金を手にした僕達に怖いものはなかったのかもしれない。

さっそく駄菓子屋のおばちゃんに稲造さんを両替してもらい、大当たりを目指してレバーを回してみる…

ガチャっガチャっ ころん♪

 


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そうなのだ。大当たり以外は凄まじい程の外れ品なのだ!(´д`|||)

 

「今度はボクがやってみるよ。」

 

大金を持っていたボクらには100円ぐらいでは心が折れるはずもなくみんなで順番にレバーを回していく。

ガチャっガチャっ ころん♪

ガチャっガチャっ ころん♪…

 


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スーパーカーブームの遺産なのか?

 


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ガンダム消しゴムも流行ったそうですね…

 

回しても回してもお目当ての品は一向に姿を現さない。レバーを回し過ぎて目を回してしまったのか次第に脱落者が出始めて、最後に残ったのは僕だけだった。

自分の為、そしてみんなの為になんとしても大当たりを出すまではやめられないというどことなくギャンブルに似た感覚に陥っていたのであろう。そして平常心を狂わせていたのは紛れもなくお年玉の魔力であった。

 

もう1回 もう1回。

ガチャっガチャっ ころん♪… … … … …

 

出てくるのは、はずれ品のオンパレード達。

気付いた時には手遅れで3千円近くを失っていた。

 

さすがにもうやめようかと諦めかけていた時に突如歓喜の瞬間が訪れました。

 

 

 


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おおー!きたーーーぁ!!(°▽°)

 

嘘ではなかった… ちゃんと大当たりは存在していました。

大当たりを手にした達成感に浸る挑戦者一堂。すぐに後悔の念がやってきたのは言うまでもないだろう。

 

 


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こちらはみんなで掴み取った大当たりの品。

未だに大事に取ってあります。今では時計の機能もないただのガラクタですが、これでも思い出の品ですから…

 

 

失ったものはお金だけであって、みんなと遊んで楽しんだ懐かしい思い出はしっかりと残っている。

今なら大人買いで、簡単にレバーを回せるし簡単に通販やオークションで欲しいものだけを手に入れられる時代となりました。

 

今でも時々、お年玉やガチャガチャマシンを見る度にその時のことをふと思い出す。

小学生当時の3000円はかなりの大金であったのだが、その代わりに微笑ましいエピソードが残ったので今では安いもんだ(^^)と思っています。

 

思い出はプライスレスだけれど、結果的にお金で買えたことになるのかな…

 

お読み頂きありがとうございました。

皆さんにもお年玉のエピソードはありますか?

 

ではまた。