今週のお題「高校野球」
球児の夏。
甲子園では日々熱戦が繰り広げられていますね。昨日は久しぶりにテレビで観戦していました。
球児達のひたむきなガッツ溢れるプレーを見ていると、青春時代真っ盛りである高校時代のほとんどを硬式野球に費やしていた頃を思い出します。
野球をはじめたのは小学2年の時。
兄が少年野球をしていたのがきっかけでした。なんとなくはじめたのですが、その後は中学、高校、草野球といったかんじに長いことプレーをしておりました。
その中でも真剣に野球と向き合うこととなったのは高校野球でした。
中学の時に右肘を痛めてしまい、肘の痛みとはずっと付き合いながらの3年間でしたが、最後の夏まで辞めることなく続けることが出来ました。
高校は強豪校ではなく、進学校でもなくお金を払えば入れる学校でした。中学時代、勉強を好きになれなくて自分には野球を続けることしか考えられなかったので、自業自得でした。
高校野球を一言で表すと地獄の日々だったなぁと思います。厳しい練習の日々と先輩との上下関係… それと鬼のように厳しい監督。
言ってはいけないことかもしれませんが、行き過ぎた指導なんかもしょっちゅうありました。
「なんであんなひどい事するんやろ…自分達の代ではやめような」
そう同級生達と話したことを思い出します。
くじけそうになり逃げ出そうと思ったことも多々ありましたが、野球を続けていれば良い就職先を選べるということもあり、最後まで頑張ることが出来ました。
そして迎えた夏の大会…
相手はこれまで何度も勝ったことがある高校でした。でも、野球はゲームセットするまで何が起きるかわかりません。
試合は土壇場9回の裏。
2-1という接戦で相手の攻撃…
試合に出られなかった僕は祈るようにベンチから見ていました。
ランナーが二人出塁し、どう見ても相手側の流れでした。
押せ押せムードの中送られるピンチヒッター…
「カキーン!!」…
初戦にて僕らの夏は終わりました。
何とも呆気ないサヨナラ負けという終わり方で。
毎年球児の夏となるとその思い出が甦ってくるのですが、不思議なことに今でも夢に出てきたりもします。
夢の中ではあの頃と変わらないがむしゃらな一人の球児…
監督の顔色を伺いながら、自身の肘を気にしながらのプレーを続けています。
まだゲームセットはしていないのです…