100円たこ焼きってご存じですか?
皆さんご察しのとおり"100円で買えるたこ焼き"でございます。
100円ですよ… べらぼうに安くないですか?このご時世にですよ。
大手たこ焼きチェーン銀○ことかなら安いのでも500円ぐらいはするんじゃないでしょうか。
ほんと驚き、桃の木、マイク真木ですよね~。
厳密に言うと3年ほど前に近所にあったたこ焼き屋さんなんですけどね。
その100円たこ焼きについて少々の話をさせていただきます。
実家を離れ、今住んでいる地域へと引っ越して来たのは10年ぐらい前のことです。
新婚生活をスタートさせたアパートから、前職の仕事場へと向かう途中にそのたこ焼き屋さんはありました。
デカデカと目立つ"安いよ100円!"と書かれた看板が車道へと猛烈アピールしている…
異様な光景に一目見ただけで釘付けになったのは言うまでもないでしょう。
毎回その横を通る度に、『どんなたこ焼きなんだろか??』という自分の中の気になるメーターが加速していくのがわかる。
はじめて目にしてから1ヶ月もしないうちに気になるメーターがレッドゾーンへと突入したため、仕事帰りに買ってみることにしました。
俗に言うスーパーハウスのような古びた小屋を店舗とし、そこにはおじさんが1人潜んでいました。
駐車スペースは2台ほどで、外には我が愛しのチェリオの自販機・・・
1パック100円だけあって儲かっていないのでしょうか?
おじさんの白シャツが"ボロボロ、ズタズタ、ヨレヨレ"になっていました。
とんだ3拍子ですね!!!
たこ焼き屋さんですからね~。出来れば旨い、早い、安いの3拍子にしてもらいたいですよね!いきなりのイメージダウンですよ。
『Tシャツも買わずに、経費削減してまーす♪』てなことでも言われたら、印象悪くなるどころかちょっぴり好感が持てるかもしれないんですけどね。
余談はこれぐらいにしておいて、いよいよたこ焼き屋の全貌に迫ります。
たこ焼きの種類を見てみると、普通のたこ焼きと揚げたこがあるようでした。
普通のたこ焼きがどんなものなのか気になっていたのにも関わらず、その日の気分で揚げたこをチョイスしてしまうという失態を犯すことに・・・
僕『揚げたこ2つください♪』
おじさん『油冷めてるから10分ぐらいかかるよ。どうするぅ~!?』
・・・・・・
これは『揚げてください♪』とは言いづらいパターンのヤツや…(汗)
ひょっとするとそういう作戦なのか?揚げたこはあってないようなものなのか?そうなのかい?おじさん。
僕『じゃ、普通ので…』
おじさんのファインプレーにより目的の100円たこ焼きを買うことになったのでした。
夕食前でしたが、安いため2つ購入することにしました。既に保温状態で作ってあったので、すぐに渡してもらいました。
見てみるとかつお節や青海苔などは見当たりませんが、ソースとマヨネーズは確認されました。100円ですからね…その程度は想定内でしたよ。どうやら1パック5個入りのようです。
家に帰るなり妻と食べて見ることにしました。
すると…
『もぐもぐ・・・・・ゴニョゴニョ?!… うん?』
なんかタコの食感が違うような… 気のせいかな?お隣さんも目がテンな様子。
恐る恐る爪楊枝で割ってみると・・・
蒟蒻様のご登場だい!!!!
『あ~なるほどね… タコの食感に近づけようとする心意気ね… うんうん。わかるよ。だって100円だもんね。まともにタコ入れてたら利益どころか元も取れないだろうしね… でもさぁ、思ったんだけど・・・』
タコ入ってないからたこ焼きではないんじゃないのかい??
細かく刻んだ蒟蒻の中に小さいタコも混じっていた可能性もありますが、蒟蒻のインパクトが強すぎたために気付きませんでした。
今ではお店もなくなってしまいましたので、真相は闇の中です。
ここまでお付き合いありがとうございました。
※記事更新メーター6となりました。
毎日目を通していただいている方々に感謝。
それではまた。