※これは まだワタシが20代前半で 自分の中ではブイブイいわせていた頃の話である。
と その前に…
職務質問って受けたことがありますか?
『あの ちょっといいですかぁ~?』っていきなりおまわりさんに声かけられるやつです。いわゆる一種のナンパに近いものです。
朝からいきなりステーキでいきなり食べるのもキツいかもしれないけど、街中でいきなりおまわりさんに出会すのもなかなかのキツさですよね。
できれば遭遇したくないものです。
というわけで本日のテーマソング・・・
B.B.クィーンズ「ドレミファだいじょーぶ ~Royal Straight Version~」PV - YouTube
ミュージック~ スタ~トぉ!!
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そう。あれは10年以上前。夕方に差し掛かったころのことだった。
当時、お付き合いしていた恋人の家から実家へと帰宅する途中での出来事。土地勘のない地へと通うようになって、ちょうど慣れはじめたぐらいだった。
当時のワタシは社会人になり コツコツと貯めて買った中古のスポーツカーに乗っていた。特に車好きではなかったのだが職場の同僚に影響されてなんとなくスポーツカーに手を出してしまったとても流されやすい男である。
ほぼノーマル状態であったボロ車を少しずつチューンナップするのが趣味となり、日に日に車体が大きくなっていった。
中身よりも外見重視だったのだ。
その内に職場の人からは
なんかラッセル車みたいだな
と言われるようになりました。控えめに言って褒められてはいません。むしろかなり馬鹿にされていました。
※ラッセル車とは豪雪地帯で雪掻きをする車のことである。
ラッセル車みたいなスポーツカーに乗り、家路へと向かっていたのです。
もちろん 道には難所が数多くありまして、基本的に高低差に弱い車でした。ちょっとした段差もラッセルカー(ラッセル車みたいなスポーツカー)には命取り。フロントに大ダメージを与え兼ねないのです。
『こりゃ ヤバそうだな』と思った道は必殺斜め走りで切り抜けることもありました。
帰り道にいきなり現れる難所は 電車が通ることでお馴染みの
踏切
です。その日も恐らく斜め気味に通っていたことでしょう。踏切を越えて、少し走らせていたところで いきなりの初体験をすることとなります。
車のマイチョイスミュージックがボリューミーだったせいで全然気がつかなかったのですが、何やら 外から声が聞こえてきたのです。
『前の車の運転手さ~ん。道に寄せて停車してください』
何事だと思ったワタシは瞬時にミラーを覗き込む・・・
『赤いランプが回ってる!これって警察やーん!(°Д°)』
悪いこと一切してないのに なぜかワタシの思考回路はショート寸前!気分はワニワニパニック!
とりあえずラッセルカーを停めなきゃと慌ててお店の駐車場へと左折する。
そのときでした。
グゥバアキ!バァギバギぃー!♪
そうです。サイドスカートもワイルドサイズだったのです。見事に道路脇のブロックとケンカしてしまったのです。
慌ててハンドルを切ったパニック中のワタシに内輪差とこの先に待つ未来など見据えているワケがありません。
あの音とお店がブックオフだったことは今でも忘れません。忘れられません。
『あちゃー 大丈夫?保険使う??』
はじめての職務質問のはじまりがコレ。
その後は『車検証見せて』とか『どこで車検受けた?』とか『違法改造してないよね?』とかいろいろと質問攻めにあいましたし エンジンなどもジロジロと調べられました。
ですが ほとんど話が入ってきません。
なぜならバッキバキになってしまったので。
はじめての職務質問受けることになった理由ですが、踏切を擦ろうか擦らまいかのスレスレで走るところを見かけたのが理由だったそうです。そうです。帰宅時の最初の難所で目撃されたんです。
これがワタシのはじめての職務質問でした。
違反は一切していないのに なぜか苦い思い出となりました。
みなさんも職務質問を受ける際にはご注意を…