地域のボランティア活動で知り合った同世代ぐらいの人達がいる。
任期を終えてからも年に1、2回は呑みに集まる関係がもう5年ほど続いている。大体毎回5、6人程度の呑み会である。
先日、1年ぶりにお声が掛かった。
もうボランティア活動をしていないのに声を掛けてくれることは大変嬉しいことなのだが、いつも気がかりなことがあった。
その集まりの中にめちゃくちゃ仲がいいと言える人がおらず、いつも自分を出せずただ潜めるしかなかったのだ。
そしてその中に1人どうしてもウマが合わない人がいる。これが1番の問題だ。
店に来たタイミングでその人の隣にでもなってしまってみろ。呑み会に来たことを後悔しているのに場に馴染んでる風を装いただ酒を投入するしかなくなるのだ。
笑顔を引きつらせながら。
『そこそこの金を払ってなぜ苦行を味合わなければならないのか‥』
いや、私だって出来る限りの努力は尽くした。ムリして多めに話を振ってみたりしたときもあったさ。
でも私がその人に“壁”を感じているんだ。その人だって私に壁を感じているからこその今なのだからどうすることだって出来ない。
残念ながら分かち合う日なんて来ないさ。
正直その人の人生や近況なんて知らなくてよい。
それよりも大事なことは今後である。
この集まりだっていつかは終わるときが来る。
それが遅かれ早かれ必ず訪れるのであれば今すべきことなのではないか?と思った。
大事な時間と財産を嫌な思いをすることに使う必要なんてない。
もう『行きます』なんて返信するのはやめた。
でも呑み会で得た楽しかった瞬間はいくつもあったから、感謝の心を持ってこれからを過ごしていこうと思う