『IWABLO』

どんっ!と構える岩のように

中年、真冬にスノボ廃人と化す

寒さが身に染みるこの季節。

お正月の大半をコタツと共にしたが夢の時間もあっという間に過ぎ、目を虚ろにさせながら働く日々が始まった。

日常に楽しみを感じることが何もない。唯一の希望は年末から続いていた残業のみだったがそれもいとも簡単に撤廃されて意欲も半減と化した。

恋活も上手くいっていない。もうアプリは疲れたので今月で辞めにしようと思う。野口英世さんがもったいないから。

もう恋なんてしないなんて言いたいよぜったいな気分だ。

 

こんな気分のときは何かに打ち込むのがいいことを知っている。そして体を動かすことがいいこともだ。年が明けてから既に三度ゲレンデに行った。

ロマンスを求めることもなく、ただひたすら独り黙々と山頂から滑り降りるのである。

中年には後日やってくる筋肉痛がひどいのだが回数を重ねるごとに痛みに慣れてくるし体の使い方が上手になり疲労と向き合うのも上手くなる。

若い頃のように朝イチからリフト終了までなんてムリなのだが、楽しい感覚はあの頃のままだ。

運動神経がいいわけではないので上達が遅いのだが少しずつ進化しているのを実感しているので辞められない。

悲しいがスノボだけが今の自分を奮い立たせてくれている。この先、値上げもコロナも乗り越えて何か希望が見えてくれたらいいのにな。

季節限定スポーツだから春にはまた新しい何かを始めることにしよう。

 


f:id:o-factory:20230122005149j:image